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【駿台浪人】スーパーとハイレベル どちらのコースに入るべき?

こんにちは!らいとです。

駿台は浪人生向けに、志望校やレベルに合わせて様々なコースを用意してあります。

例えばスーパー東北大理系、ハイレベル国公立大文系などです。

 

いずれもスーパー○○やハイレベル○○など、志望大学や文理を表す名称の前に、スーパーかハイレベルがつきます。

 

このスーパーやハイレベルは、コースのレベルを表しており、スーパーとハイレベルで使用するテキストのレベルが大きく異なります。

 

スーパーもハイレベルもレベルの高そうな名前ですが、スーパーが上で、ハイレベルが下です。

ハイレベルはhigh levelではなく、low levelなのです。ハイレベルという名前にして印象をよくするのが狙いなのでしょうが、分かりにくいですね。

 

それはさておき、今回はスーパーとハイレベルのどちらのコースに入るべきか迷っている人向けにアドバイスを書きます。

スーパーに入れるからといってスーパーに入るのが正解とは限りませんよ。

 

実力がないのにスーパーに入った場合の問題点

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一番大きな問題点はテキストのレベルが高いことです。東工大や旧帝大、早慶などの難関大に合格するためのテキストなので当然です。

授業はテキストを使って行うので、必然的に授業のレベルも高くなります。

 

私が通っていた校舎には東工大コース、東北大理系コース、難関国公立大理系コース、早慶大理系コースの人が混じったクラスがあり、成績で上位クラスと下位クラスに分かれていました。

私はその上位クラスの中でも上位でしたが、テキストはかなり難しく、自分にとってちょうど良いレベルでした。

 

 同じコースとは言っても、上位10%の人と下位10%の人とでは、偏差値が20くらい違います。上位の人にちょうどよいテキストが、下位の人にとって適しているはずがありません。

そのため下位クラスにいるような人にとっては、難しすぎて十分に理解できないと思います。

 

予備校の模試での認定基準はある程度当てになる

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予備校に入学するためには、認定基準をクリアする必要があります。認定方法は大きく分けて模試、高校名、認定テストの3つです。それぞれ詳しく説明していきます。

 

まず模試ですが、過去に受けた対象の模試(駿台なら駿台全国模試や駿台ベネッセ共通テスト模試など)で基準となる偏差値を超えていた場合に認定がもらえます。

 

例えばスーパー東北大理系やスーパー東工大理系の場合、駿台全国模試であれば偏差値46以上、駿台ベネッセ共通テスト模試であれば偏差値56以上(5教科)が基準です。

 

次に高校名ですが、レベルの高い高校(高校受験の偏差値60台後半が目安?)を卒業している場合、今の成績に関係なく、認定基準がもらえます。進学校で落ちこぼれた人向けの認定方法と言えます。

 

最後に認定テストですが、これは模試でも高校名でも認定が取れなかった人向けの認定方法です。テストを行い、一定以上の点数を取れたら認定がもらえます。

予備校は多くの人に入って欲しいので、認定テストの認定基準はかなり低めに設定してあります。

 

このように模試で基準をクリアしていれば、ある程度の学力はあることが分かりますが、他の2つの方法では授業についていくだけの学力があることを全く保証できていません。

そのため、模試で認定が下りないのであれば、そのコースに入るのはオススメしません。もちろん対象の模試を受けていないなら仕方がないですが、受けたけれど基準に届いていないのは、実力不足です。

 

スーパーとハイレベルで悩む志望校のレベルは?

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ハイレベル国公立大やハイレベル私立大のコースが目標とする大学の上位レベルが目安となるでしょう。

具体的には国公立だと筑波、千葉、横浜国立、私立大だと理科大やMarchなどでしょう。このレベルであれば、ハイレベルのコースのカリキュラムで、十分に合格ラインを越えられるということです。

そのため、このレベル以下の大学を目指しているのであれば、謙虚にハイレベルのコースを選ぶべきです。

 

東北大や名古屋大などを目指しているのに、模試でスーパーのコースの認定基準に届いていないという現在の学力と志望校のレベルに差がありすぎる人は難しいですね。

 

実は、前期はハイレベルのコースに入り、後期からスーパーのコースに入ることも可能です。

志望校のレベルは割と高いけれど、全然基礎が固まっていないという人は、前期はハイレベルコースで基礎固めをし、後期からレベルの高い問題で実践力をつけていくのが良いかもしれません。

 

ちなみにスーパーで一番下のクラスとハイレベルで一番上のクラスの平均偏差値を比較すると、ハイレベルで一番上のクラスの方が高いです。スーパーの方が周りのレベルが高いとは必ずしも言えないのです。

 

最後に

上位クラスの方が講師が良いという話はよく聞くでしょう。それは事実だと思います。

 しかし、講師の話す内容のレベルが高すぎて、理解できなければ意味がありません。

上位クラスの方が良いという考えは捨てて、自分のレベルに合ったクラスを選びましょう。

これは駿台に限らず、他の予備校でも同じです。