早稲田大学の新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます!ちょうど、新入生の科目登録期間ですね。
1年生は必修科目が多いので、選択の幅は狭いですが、それでも数科目は選んで取ると思います。
理工学部生なら、A1群の中でどれを取ろうか考えている方が多いのではないでしょうか?
みなさんは自分の学部の要項を読んで、自分の学部に設置されている科目の中から選んで科目登録をすると思います。
もちろん、これで全く問題はないのですが、「何か面白い科目も取ってみたい!」「自分の学部で学ぶ内容とは全く異なる分野も勉強してみたい!」という方もいるでしょう。
今回はそういった方向けに、どの学部の人でも取ることができ、卒業の単位にも算入できるGEC提供科目について解説します。
そもそもGECとは?
GECとは「Global Education Center」(グローバルエデュケーションセンター)の略です。
名前だけ見ると、留学したい人など英語ガチ勢向けに見えますが、そういうわけではありません。
GECのホームページには、GECの概要について次のように書かれています。
世界のいかなる場所・場面においてもグローバルな視点で課題解決に貢献できる人間力・洞察力にあふれた真のリーダーを育てたい。そんな、早稲田大学が掲げるビジョンを遂行するためにグローバルエデュケーションセンター(GEC)は誕生しました。
学部の学びと並行しながら、自分に足りない知識、社会で役立てたいスキル、興味ある体験などを積み重ね、なりたい自分へとステップアップを図ることができます。学ぶフィールドも学び方のスタイルも多種多様。未来へつながる大きな第一歩を、踏み出してください。
別に留学や英語には関係ないですね。
GECの提供科目とは?
早稲田大学には、早稲田の学生なら誰でも履修することができる「全学オープン科目」というものがあります。
そして全学オープン科目の中で最も多いのが、グローバルエデュケーションセンター提供科目(以下、GEC提供科目)です。
つまり、GEC提供科目は、早稲田の学生なら誰でも取れます。
GEC提供科目にはどんな科目がある?
科目は大きく分けて次の11種類です。
1. アカデミック・ライティング科目
2. 数学科目
3. データ科学科目
4. 情報科目
5. 英語科目
6. 言語科目
7. 保健体育科目
8. 自然科学科目
9. 人文・社会科学科目
10. 日本語教育科目
11. 人間的力量科目
この記事を読んでいるのは理工学部の方が多いと思うので、理工学部の方向けにアドバイスをすると、オススメなのは保健体育科目、人文・社会科学科目、人間的力量科目です。
上記3科目がどんな科目なのか概要を説明しておきます。具体的にどんな科目があるのか詳しく知りたい方は、こちらを読んでください↓
保険体育科目
要するに体育です。そして非常に多くの種目があります。
サッカー、バスケ、バドミントンといった定番のものはもちろん、カバディやフェンシング、ヨガなど高校までの体育ではやらなそうなものもあります。
やりたいスポーツができるので、楽しそうで良いですね。
しかも毎週参加して運動し、感想を書いて提出すれば単位が取れてしまう「楽単」科目がほとんどです。
※注意点ですが、コロナ禍により行われない科目もあります。詳しくはシラバスを確認しましょう。
人文・社会科学科目
一言では説明できないほど非常に多彩な科目がそろっています。いわゆる文系科目がメインですが、中には「早稲田学」という早稲田の歴史を学ぶ授業もあります。
A1群で面白そうな授業があまり見つからなかった方は、この「人文・社会科学科目」から選ぶと良いでしょう。
人間的力量科目
「企業実務概論」、「不動産鑑定士による不動産学」など、専門の方々から実務的な話を聞ける授業がたくさんあります。卒業後の進路を考えるのに役立つ科目が多そうです。
GEC提供科目は卒業単位に算入できる?
結局、一番気になるのは単位ですよね。
結論から言うと、GEC提供科目の中で卒業単位に算入できるものは決まっており、なおかつ上限もあります。
ここでは理工学部の例を軽く説明します。
理工学部ではアカデミックライティング科目、自然科学科目、人文・社会科学科目、人間的力量科目の4種類は、A1群に8単位まで、9単位目からは他学術院聴講に算入されます。
先ほど紹介した保健体育科目は、年間4単位までD群に算入できます。
逆に全く卒業単位に算入できない科目もあるので注意が必要です。全て学部要項に書いてあるので、GEC提供科目を取る方は必ず確認しましょう。
まとめ
今回はGEC提供科目について紹介しました。自分の学部に設置された科目に加えて、GEC科目も選択肢に入れることで、充実した時間割が作れると思います!