こんにちは!らいとです。
私は浪人時、駿台に通っていました。
駿台の浪人生には、学校と同じようにクラスや時間割があり、講習期間以外は時間割に沿って、多くの授業を同じクラスの人と受けます。
1クラスの人数はなんと140人!
私のいたクラスは、スーパー東工大コース、スーパー東北大理系コース、スーパー難関国立大理系コース、スーパー早慶大理系コースの4つのコースの生徒が混じったクラスでした。
私が通っていた校舎は、4コース合わせて280人くらいいて、成績で上位クラスと下位クラスに分かれました。
約280人を2クラスに分けるので、1クラスあたり140人もいることになります。
高校までは1クラス40人くらいなので、3倍以上に増えることになります。
授業を受ける教室
ほとんどの授業は同じクラスの人と受けるので、約140人が一つの教室で授業を受ける形になります。志望校別の対策授業のみ、コース別で受けます。
140人が入る教室というのは、なかなか想像がつかないかもしれません。
大体、こんな感じの教室だった気がします。
〇が座席です。
9列目から後ろは、8列目までと比べて1段高いところにあります。前の人の頭が邪魔にならないようにするためでしょう。
横が12列あることから分かるように、横にもかなり長い教室なので、黒板もかなり横に長いです。そのため一番左前の席だと角度的に、黒板の右のほうが見づらいといった問題が生じます。
座席は指定制です。毎週席替えが行われます。視力が悪い場合は、前の方の席にしてもらえます。
座席の前後左右の間隔は、おそらく学校以上に狭いと思います。間違いなく密な状態になるので、コロナ禍の今、距離を保って座ろうと思ったら、50人くらいしか入れないかもしれません。
講師の声は後ろの席まで届く?
駿台の教室は縦に13列もあります。学校の教室は6列か7列程度なので、12列目あたりになると、講師からかなり遠いことが想像できると思います。
そこまで遠くなると、後ろの方の席では、講師の声が聞き取りづらいのではないか?と思うでしょう。
声の大きな講師であれば問題ありませんが、すべての講師が大きな声で話すとは限りませんよね。
駿台では講師はピンマイクをつけて授業をするので、講師から遠くても声が聞こえづらいということはありません。
後ろの席でも黒板は見える?
教室が縦に長いと、後ろの席だと黒板からの距離が遠くなって、文字が見づらいという問題が起こりそうですよね。
もちろん視力の悪い人は前の方の席にしてもらえますが、教室はほぼ満員なので、ほとんどの人は後ろでも見えるという状況でなければ困ります。
当然、講師は後ろの席だと黒板からかなり遠いということを配慮して、かなり大きめの字で書きます。
大きめの字だと一度に書ける量が少ないのではないか?と思うかもしれませんが、黒板はかなり横に長いので、学校の授業の時と同じくらいの分量を一度に書けます。
生徒に当てて答えさせることはある?
当てる講師と当てない講師は半々くらいです。
当てない理由としては、人数が多いからと言うのもありますが、それ以上に授業の内容が多いため、解説するだけでも時間がかかり、当てて答えさせるほど時間に余裕がないからです。
当てる講師の大半は、前の方に座っている生徒を当てます。と言うのも、駿台には名簿が用意されていないため、講師が指名することができず、当てるとしたら講師から近いところにいる生徒しか当てられないためです。そのため毎回の授業で当たるのは、数人です。
しかし1人だけ生徒全員を当てる講師がいました。教科は英語です。毎週席替えが行われますが、その講師は、担任の先生に毎週、名簿を用意させ、その名簿を見ながらランダムに名前を呼んで答えさせていくスタイルでした。
しかも毎回の授業で50人くらいも当てていました。かなり厳しい先生で、最終的には半分くらいの生徒が、その先生の授業を切っていました。(私はちゃんと出ていました。)
大人数の授業なので、一部の先生を除けば、高校ほど当てて答えさせることはないでしょう。
最後に
約140人で受ける授業がどんな感じかイメージできたでしょうか?高校までと違って最初は戸惑うかもしれませんが、意外とすぐに慣れると思います。
河合塾と駿台の違いについて知りたい方は、ぜひこちらの記事も読んでみてください。