こんにちは!らいとです。
今回も9月入学制に関する記事となります。前回書いたように、9月入学制になれば入試の実施時期も5ヶ月遅くなることが予想されます。
前回の記事はこちら ↓
もし9月入学制になった場合、現役生と浪人生のどちらにプラスに働くのでしょうか?このことについて考察していきます。
現役生にプラスに働くポイント
多くの高校生は3年生になってから本格的に勉強を始めます。そうなると入試まで約10ヶ月です。
浪人生の場合、もう1年勉強するので現役生の倍くらいの期間勉強します。2倍勉強する期間がある浪人生のほうが圧倒的に有利です。
しかし入試の実施が5ヶ月遅くなれば、現役生も浪人生も入試までの期間が5ヶ月増えるため、浪人生の勉強期間が現役生の約2倍から1.7倍くらいに低下します。それだけ浪人のメリットが薄れるわけです。
また現役生のほうが伸びるという話はよく聞くと思います。それが正しい場合、長くなればなるほど浪人生に不利になります。
9月入学制になった場合、新学期が始まるのは9月なのでそれまでは授業がない状態で勉強することになります。
浪人生は全範囲を習っているので自分で勉強できますが、現役生の場合、理科社会などはまだ未習の部分が多く、独学で新しい範囲を勉強するのは大変です。
もちろん授業動画を使って予習することやこれまで習った範囲の復習、演習を積むことはできますが、全範囲習った状態の方が勉強を進めやすいのは間違いないでしょう。
この点からは、全範囲を一通り習っている浪人生のほうが有利だと考えられます。
まとめ
以上の2点から考えると1番プラスになるのは、数としては少ないと思いますが、中高一貫校などでもう全範囲を習っている現役生でしょう。
ただ休校が続いているので現役か浪人かという差以上に自宅でどれくらい勉強できるかどうかが大きな鍵を握ることになります。まだ受験まで期間があると油断するのではなく、今すべき勉強を考え、地道にこなすようにしてください。
休校がまだまだ続きそうなので、そのうちこのブログでも勉強法やオススメ参考書を紹介していこうと思います。