前期国立入試の合格発表から1週間以上が経ちました。そろそろ通う予備校を決めた浪人生も増えてきたのではないでしょうか?
一般的に、予備校の通常授業が始まるのは4月からですが、3月後半には春期講習が開講されます。
そのため、入校手続き時に様々な書類を渡されると思いますが、その中には春期講習の案内も入っているはずです。
予備校側は、4月からスタートダッシュを上手く切れるように、春期講習を勧めてきます。
しかし本当に春期講習は取った方が良いのでしょうか?今回は「浪人生は春期講習を取るべきか」という問題について考察していきます。
春期講習は取るべき?
「取っても良いと思うが、取るべきとまでは言えない」というのが私の意見です。
予備校は浪人生を合格させるために、4月から入試までのプランを立てています。
大まかに書くと、4月から7月くらいにかけて基礎を固め、夏期講習で弱点を克服し、9月頃から実戦力、応用力をつけていき、冬期講習からは入試対策をするという流れです。
予備校側は3月に浪人生が真面目に勉強するとは思っていませんし、実際に3月から真面目に勉強する浪人生は少数派です。
そのため、春期講習を取らなかったら、他の浪人生に遅れをとるのではないか?と心配する必要はありません。
ただし極端に苦手で、4月からの授業についていけるか自信がないという科目がある場合には、その苦手を少しでも克服すべきです。克服するのが独学では厳しいと思うのであれば、春期講習を取った方が良いでしょう。
4月からの授業についていけるかという点においては、コース選びが重要です。下の記事は駿台の話ですが、河合塾など他の予備校に行く人にも参考になる話だと思います。
予備校の授業が始まるまで、何を勉強すればいいか分からないという人は、勉強のペースをつかむために春期講習を取ってみるのもアリです。
いずれにしても春期講習はおまけ程度と考えて、取りすぎないようにしましょう。春から駿台のカモにならないでください(笑)
使えるなら自習室は使った方が良い
本格的に予備校に通い始めるのは4月からですが、入校手続きを終えた人は、3月中でも自習室を使えるという予備校はよくあります。私が通っていた駿台もそうでした。
どうしても3月は受験を終えたばかりで、勉強する気があまり起きない人も多いでしょう。4月に入ったら遊べなくなるから、今のうちに友達と遊んでおこうという考えは別に良いですが、暇な日はダラダラ過ごすより、自習室で勉強した方が良いに決まっています。
私も3月後半は家でダラダラしている日が多かったので、予備校に行って自習していた方が良かったかもしれないと今では思っています。
3月は自習室を利用する人は少ないので、特に集中しやすい環境だと思います。
最後に
予備校は利益を出すために、勧めてくるという面があるので、春期講習を取るべきなのかどうかは、予備校の意見に惑わされず自分で考えるようにしましょう。
一方で何も勉強する気が起きないなら、講習を取ることにより、強制的に勉強しなければならない環境を作り出した方が良いかもしれません。
予備校で浪人する人にとって大事なのは、4月からどう過ごすかです。予備校の授業が始まるまでの限られた期間を有意義に過ごしましょう!