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9月入学制になったら入試はどうなるのか

こんにちは!らいとです。

ここ数日、9月入学制を求める声が上がっています。

新型コロナウイルスの影響で休校が長引いている地域とそうではない地域での学力差が生じるという懸念があり、9月入学制にすることでそれが幾分かは解消されると考えられているからです。また欧米の多くは9月入学制であり、それにそろえることで留学がしやすくなるという理由もあります。

社会に大きな影響を及ぼすことであるため、実際に9月入学制に変わるのかどうかはまだ分かりません。

 

しかし9月入学制になったときに適切に行動できるよう、今のうちから9月入学制になったらどうなるのかを考えておくことは重要です。

そこで今回は9月入学制になったら入試はどうなるのかを考察していきます。

 

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なんといっても変わるのは入試日程ですね。

現在はセンター試験(今年度から共通テスト)が1月中旬、私大の一般入試は2月の始め頃から、国立前期の二次試験は2月25、26日、後期の二次試験は3月12日に行われています。

4月入学制から9月入学制になれば新年度の始まりは5ヶ月遅くなるので、それに合わせて入試も5ヶ月遅くなると予想されます。

そうすると共通テストは6月中旬、私大入試、国立前期の二次試験は7月、国立後期の二次試験は8月です。入試まで1年以上あることになります。

指定校推薦をはじめとする推薦を決める時期も5ヶ月ずれることになるでしょう。

 

また入試の時期が冬から夏になると様々なことが変わってきます。

・今までは寒い中、試験会場に向かっていたがこれからは暑い中向かうことになる

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電車の遅延などにより遅刻しそうになり、ダッシュで試験会場に向かう人が毎年います。これまでは冬だからよかったものの、歩いていても汗が流れる猛暑の時期にダッシュなんてしたら試験会場に着くころには大変なことになりそうですね。これまで以上に時間に余裕をもって家を出ることが必要になるかもしれません。

また試験場の近くでカイロを配る人がいなくなりますね。

・試験会場の温度によって生じる問題が変わる

今までは暖房があまり効いてなくて寒い!もしくは、暖房が効きすぎて暖かいせいで眠くなりそう!なんてことがありました。しかし夏の入試になることで、逆に冷房があまり効いてなくて暑い!もしくは冷房が効きすぎて寒い!なんてことになるかもしれません。特に冷房に弱い方は対策を考える必要が出てくるかもしれません。

 

電車が動かなくなる1つの大きな要因が雪から台風になる

試験日に電車が動かないのは本当に困ることです。入試時期が夏になっても天候に左右されることはありそうです。

 

最後に

もし9月入学制になったら入試までの期間が5ヶ月長くなります。だからといって「まだ本格的に勉強しなくてもいいや」と考えるのは非常に危険です。9月入学制になった場合、8月末までは休校になるわけです。約4ヶ月間あれば真剣に勉強した人とそうでない人で非常に大きな差が生まれます。受験生は最新情報を入手しつつ、しっかり自宅で勉強することが重要です。今後、このブログでもさらに9月入学制にまつわる話をしていく予定です。↓