4月も終わりが近づき、そろそろ大学の授業が本格的に始まってきた頃でしょう。
理系大学生であれば、どんな学部、学科でも大抵、1年次に線形代数や微積分などの数学の授業が必修となっていると思います。
今回は大学数学を理解するのにオススメの参考書を紹介します。あまり理解できなくて単位が取れるか不安だという方は、ぜひ最後まで読んでください。
また提出課題として出される練習問題の解き方が分からず、いつもインターネットで調べており、時間がかかってしまっているという人にも役立つと思います。
大学の教科書は難しい
大学数学になると、慣れない数学の記号を用いて記述され、難しく感じている人も多くいるでしょう。
また大学の数学が難しく感じる理由としては、教科書が難しすぎることが挙げられます。
たいていの場合、授業を担当する教授が教科書(または参考書)を指定し、それを購入すると思います。
教授は、おそらく厳密に正しいことが書かれている教科書を選んでいるのでしょうが、分かりやすさはあまり考慮されていません。
説明が抽象的で具体例が少なく、教科書を読んでも定義や定理がよく分からないという方も多いと思います。
基本的に大学生は数学科など数学をメインで使う学科でない限り、細かい厳密な部分は分からなくても、試験を乗り越えて単位(必要なら良い成績)を取れれば、良い訳です。
それならば、大学で指定された難しい教科書より、説明が丁寧で分かりやすい参考書を使って勉強した方が効率が良いでしょう。
オススメの参考書
ではどの参考書を使えばよいのでしょうか?
大学受験向けの参考書は、多くの会社が競って出しているので、分かりやすいと言われるものが沢山あります。
しかし大学数学の参考書は、大学受験(高校数学)用の参考書ほど需要がないため、種類が豊富とは言えません。(専門書のような難しいものならたくさんありますが...)
そんな数少ない大学数学の参考書の中で分かりやすいのは、チャート式シリーズです。
チャート式は高校時代、使用していた人も多いでしょう。
レイアウトは高校生用の青チャートなどとほぼ同じです。基本は各ページの上部に例題、下部には練習問題が載っています。
解く方針や詳しい解説がついているので、教科書や授業だけでは理解できなかったところを埋めるのに、とても役立つと思います。
また、大学から提出課題として練習問題を出されることがよくあると思います。自分で考えても、教科書を読んでも解法がさっぱり分からないことがあるでしょう。
そういう時に、インターネットで解法を探して、乗り切っている人も多いと思いますが、必ずしもすぐに見つかるとは限りませんよね。
そこでチャート式を持っていると便利です。チャート式には、微分積分の方で281問、線形代数の方で282問の練習問題が載っています。たくさん問題が載っているので、大学から出された問題と似ている問題が、大体載っているはずです。
つまりチャート式を使えば、解法を短時間で見つけることができ、課題にかかる時間を大幅に減らすことができるということです。
ここまでメリットを挙げてきましたが、1つデメリットを挙げるとすれば、割と最近発売された(微分積分が2019年、線形代数が2020年)参考書なので、ところどころに誤植があることです。
ただ、そのデメリットを上回る価値があると思います。
ちょっと高いけど、買う価値はある?
今回、紹介したチャート式は1冊3080円するので、線形代数と微積分の両方を購入する場合、計6160円します。結構、高いと感じるかもしれません。
買うべきかどうか迷う場合には、チャート式を買った場合と買わなかった場合のそれぞれで、テスト勉強をしたり、課題をしたりするのにかかる時間を考えてみてください。
例えば、チャート式を買わなかった場合に50時間かかるのが、チャート式を買うことで40時間になるとします。この場合、10時間減らすことができますね。
減らせた10時間分、アルバイトをすればいくら稼げるでしょうか?時給1000円と考えれば、1万円になりますね。
つまり6160円かかっても、それ以上に稼げる時間を生み出せるのであれば、買った方が得だということです。
話はそれますが、この「時間とお金を結びつける考え方」が、あまりしっくりこないという方は、こちらの記事を読んでみてください。
最後に
大学の数学が難しくて困っている人は、ぜひチャート式を使ってみてください!