MENU

浪人を覚悟してから三週間だけ文転しました。

こんにちは!らいとです。

 

私は現役時の2月23日に文転すると決めました。結局、親の猛反対に遭い、3月中旬に文転するのを辞めました。

今回は文転を決意するまでの経緯、文転した際の志望校、文転してから約三週間をどう過ごしたのかを書いていきます。

 

文転を決意するまでの経緯

f:id:kasisuorange:20210223225619p:plain

慶應義塾大学理工学部の合格発表が2月22日にあり、結果は補欠でした。例年、補欠者の中で繰り上げ合格となるのは、全体の10〜20%ほどしかいません。また、早稲田大学理工学部の合格発表が残っていましたが、全く自信はありませんでした。実は東工大も出願していましたが、進学する気も受かる気も全くありませんでした。

 

そのため、2月22日に浪人を覚悟せざるを得ない状況になりました。そして2月22日にこれからどうするのかずっと考えていました。

 

私の両親は理系(数学系)で、小さい頃から算数、数学を親に教わって先取りをしていたので、中学時代までは数学がかなり得意でした。

 

その影響で私は特に興味のある分野はなかったのですが、理系に進むものだとずっと思いこんでいました。

 

高校で当然のように理系に進み、親の影響で数学科を目指していました。しかし高校三年になって自分は数学に興味がなく、数学科に進むべき人ではないと気づきました。

 高校の同じクラスで、数学科を目指す人が何人かいました。その人たちと自分とでは、数学に対する興味や関心の度合いが全く違ったのです。

 ソース画像を表示

そして高三の秋に、もし浪人することになったら文転してもいいかもしれないと思い始めました。

文転した場合、学部は経済学部や商学部などに進みたいと考えていました。

高三の時に現代社会の授業があり、そこで経済学が面白そうに見えたからです。また数学は好きではありませんでしたが、数字を扱うのは好きだったので、そのような観点でも経済学部や商学部が向いていると思えました。

 

現役時、数学と英語は普通でしたが、物理と化学は苦手でした。

文転すれば国語は1から勉強することになりますが、物理と化学は勉強しなくて済むので科目が変わることにあまり不安はありませんでした。

 

また経済学部や商学部以上に行きたいと思える理系の学科はありませんでした。そこで慶應理工の合格発表の翌日である2月23日に文転を決意したのです。

 

文転した際の志望校

 

1. 早稲田大学政治経済学部

2. 早稲田大学商学部

3. 慶應義塾大学経済学部

はっきりと決まっていたのは、この3つです。

現役と同じく早稲田が第一志望で、慶應が第二志望と考えていました。また、国立も旧帝大のどれかを受けようと考えていました。

私立や二次試験で使う科目としては英数国を考えており、社会を本格的に勉強する気はありませんでした。

 

文転してからの過ごし方

f:id:kasisuorange:20210124230957j:plain

私立理系志望だったことから、古文と漢文を全くと言っていいほど勉強しておらず、ほとんど何もわからない状態でした。

そのため、国語が足を引っ張ることは間違いなく、予備校に入るまでに国語をある程度のレベルに引き上げることが最重要だと考えました。

そこで高校で配布された古文と漢文の教材を使って、1から古文と漢文の勉強を始めました。使用した教材は主に次の3冊です。

 ソース画像を表示ソース画像を表示ソース画像を表示

最初から丁寧に学習し、約3週間で基本部分は一通り勉強し終えました。古文単語も超頻出とされる最初の100語くらいは覚えました。細かい勉強法は、また別の機会に書こうと思います。

 

この頃の1日の平均勉強時間は3~4時間くらいで、勉強時間の8割以上は古文、漢文に割いていました。

浪人が決まっても、3月はほとんど勉強しない人が多いと言われています。それでも私は本気で文転しようと思って、そこまで長い時間ではありませんが、コツコツと勉強していました。

私は結局、文転しませんでしたが、約3週間の勉強のおかげで、マーク模試の国語の点数が上がりました。そういう意味では、古文漢文を勉強したのは、決して無駄ではなかったと思います。

f:id:kasisuorange:20210124230926j:plain

また、文転した場合、数学で稼げなければ合格できないと思っていました。そのため、今の数学の実力でどこまで文型数学に通用するのか確かめようと考え、早稲田の過去問を解きました。解いたのは、10年くらい前の早稲田の政治経済学部と商学部の問題です。

 

一応、数学は早稲田理工や慶應理工でもなんとか戦える実力があったので、割とできました。

自分が解いた年の平均点は政治経済学部が4割くらい、商学部が2割くらいでしたが、自分はそれぞれ7割弱と5割くらいできました。

これなら国語で少し足を引っ張っても、数学と英語で十分カバーできると思えました。

 

 最後に

文転するのはリスクが高いので、文転しようか迷っている人は今回の記事も参考にしてよく考えてください。そのうえで文転すると決めたら、国語の勉強をしっかりするべきです。