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【バイト】時給を考える時は、時給だけ見てはいけません!

今回はバイトの給料に関する話です。もちろん給料以外にも重視すべき点はたくさんあります。

 

大学生になり、バイトを選ぶにあたって、時給がいくらなのかは皆さん重視すると思います。

 

しかし時給を考える際には、時給だけを見てはいけません。「時給を考えるのに時給だけを見てはいけない」と言われてもピンと来ないと思います。

 今回は時給を考える際に時給だけを見てはいけない理由と正しいバイトの時給の計算方法について書いていきます。

 

バイトによって拘束される時間を考えよ

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大学生の場合、家からバイト先に行く場合と、大学からバイト先に行く場合があると思いますが、ここでは家からバイト先に行く場合を考えます。

 

バイトによって拘束される時間は、家を出てからバイトを終えて帰宅するまでです。時給を考えるということは、単位時間あたりにいくら稼げるのかを考えるということです。

時間効率を意識するなら、働いている時間だけではなく、バイトの行き帰りの時間も考えるべきです。

 

また塾講師の多くは、給料が出るのは塾にいる時間ではなく、授業をしている時間です。授業の時給だけを見て考えるのは危険です。(もちろんカリキュラムを作る、保護者と面談をするなど別の仕事をしていれば、その分の給料は出るでしょう。)

 

真の時給を計算する方法

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1日単位で考えるのが分かりやすいでしょう。日によって変わる場合、平均して考えるのが良いと思います。

 

基本の計算式は次の通りです。

(真の時給)=(その日稼げる金額)÷(家を出てからバイトを終えて帰宅するまでの時間)

 

ただし以下のケースに当てはまる場合には、その時間を計算して「家を出てからバイトを終えて帰宅するまでの時間」に足したり引いたりしてください。

 

1. 行き帰りに電車やバスなどを利用していて、乗っている間の時間を有効に使えているのであれば、有効に使えている時間を引いてください。

 

2. 塾講師でスーツを着ていくので着替えなければならないなど、家を出るまでに準備が必要なバイトもあるでしょう。その場合、その準備時間を加えましょう。

 

最後に具体例を挙げます。

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・塾講師として集団授業をする。

・1コマ60分で、給料は1コマあたり1800円。

・19時〜20時、20時10分〜21時10分の2コマ教える。

・授業前は授業準備があるので授業開始の30分前に行く必要がある。帰りは授業が終わって10分後にバイト先を出られる。

・家からバイト先まで片道30分かかる。(ただしそのうち15分は電車で、その時間は読書に使っている。)

・交通費は全額支給なので0として計算できる。

・スーツを着用する必要があり、着替えるのに10分かかる。

 

この場合、18時に家を出て、バイトを終えて帰宅するのは、21時50分になります。

この日稼げる金額:1800×2=3600円

家を出てから帰宅するまでの時間:3時間50分

行き帰りで有効に使える時間:30分

スーツに着替えるのにかかる時間:10分

真の時給=3600円÷(3時間50分-30分+10分)

    =3600円÷3.5時間

    =約1029円/h

 

授業の時給と真の時給に大きな差がありますね。職種によって差が大きいものと小さいものがあります。

塾講師や家庭教師は、募集要項の時給は高めですが、真の時給との差が大きいので注意しましょう。

 

最後に

他にも考慮して計算すべき点があるかもしれません。

いずれにしても重要なのは、募集要項に書かれている時給ではなく、自分が働いた時の実質の時給です。

高時給を望むなら、募集要項の時給が高いのに加え、できるだけ家から近くて時間外労働が少ない方が良いという意識を持つようにしましょう。

 

こちらの記事も時間とお金の関係に対する考え方について説明しているので、良かったら読んでみてください。

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