MENU

【個別指導塾】講師のバイトは楽?ブラック?仕事内容は?

私はこの1年、とある個別指導塾でアルバイト講師として働いていました。

今回は個別指導塾のバイトの仕事内容や給料、アルバイト先を選ぶ際の注意点について書いていきます。

仕事内容

ソース画像を表示

 もちろん基本は生徒に教えることです。注意すべき点は、個別指導塾と言っても1対1とは限らないということです。

 

講師1人に対して生徒2人というスタイルの個別指導塾が非常に多いです。

しかも生徒2人は同じ教科、同じ学年とは限りません。むしろ違う場合の方が多いです。例えば中3の英語と高2の数学を同時に教えるなどです。

 

片方の生徒が問題を解いている間に、もう一人の生徒を教えることになります。時間配分が重要になってくるので、慣れるまではかなり難しいと思います。

 

また、ほとんど自力では問題が解けない生徒、逆に講師がしっかり考えなければ答えられないような難しいことを聞いてくる優秀な生徒などを1対2で教えるのは、慣れたとしても難しいことです。

 

教えるだけなら楽なのですが、たいていの個別指導塾の仕事は、教えることだけではありません。

ソース画像を表示

まずよくあるのは、各生徒の各授業ごとに授業の記録を書くことです。その授業で扱った範囲とその出来、出した宿題などについて書きます。一人あたり数分で書き終わりますが、地味に面倒です。

私は授業中に時間があるときは、授業中に書き進めてしまっています。

 

個別指導の場合、担当の生徒がいて、その生徒を毎週教えるという形をとる塾が多いです。そのため、担当生徒に合わせたカリキュラムを作成するのもよくある仕事と言えます。

また学期ごとなど、定期的に保護者と面談をしなければならない塾も多いです。

 

ここまでは想定内だと思いますが、他にも仕事はあります。

たいていの個別指導塾は経費削減のためか、社員数が少ないです。そのため多くの雑用も講師がしなければなりません。

例えば電話対応や教室の清掃、掲示物の作成などです。

中でも電話対応は、欠席や遅刻の連絡などから、保護者からの要望やクレームの対応などまで幅広いケースがあるので大変です。

 

給料

ソース画像を表示

基本は授業に対する給料です。たいてい「1コマあたり○○円」という様に決められています。時給に直すと1100~1200円くらいのところが多いように感じます。

 

授業以外のカリキュラム作成や保護者との面談、その他の雑用にも給料は出ます。しかし時給は1000円未満のところが多いです。

また数分の電話対応や清掃だと、その分の給料がもらえない場合もあります。

 

タイムカードを切り、塾にいた時間で給料が発生するというわけではないので、授業前後など給料が発生しない時間があります。さらに授業以外の時給は低いので、実際の時給は飲食店やコンビニなどのバイトと同じか少し低いくらいです。

塾講師バイトは稼げるイメージがあるかもしれませんが、そうでもありません。

 

アルバイト先を選ぶ際の注意点

f:id:kasisuorange:20200523225955j:plain

服装の規定を確認しましょう。服装がスーツなのか私服なのかは重要です。

毎回スーツを着るのは面倒だ、私服選びで悩みたくないなど人それぞれ考えは異なると思います。

私服が認められている塾の中には、ユニフォームを上から羽織って勤務するところもあります。

 

大学生になったら髪を染めようと考えている人は、髪色の規定も確認しましょう。

金髪など派手な髪色は、教える立場としてふさわしくないと考えられ、禁止されている塾が多いです。

 

講習期間がいつなのか確認しておくことも重要です。ほとんどの塾で講習期間は、普段よりも授業数が多くなります。

講習期間がちょうど大学の学期末の忙しい時期と重なってしまうと大変です。

自分の働き方に合う塾を探しましょう。

 

最後に

個別指導は楽で時給が高いイメージがあったかもしれませんが、そうでもないことが分かったと思います。

しかし個別指導の場合、たいてい授業は座って行うので、肉体的には楽です。また生徒の成績が上がったり、志望校に合格したりしたときに、やりがいを感じられる仕事です。

 

一方でブラックなイメージを持っていた人もいるかもしれません。確かに雑用が少し多いかもしれませんが、ブラックとまでは言えないと思います。

ただ、どの塾なのか、あるいはどの教室なのかによっても変わってくると思うので、個別指導塾で働こうと考えている人は、よく調べたうえで選んでほしいと思います。