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宅浪はモチベが続かなくなるのでオススメしません。

浪人するにあたって、多くの人は予備校に行くと思いますが、予備校に行かずに自分の力だけで努力する宅浪をする人もいます。

 

もちろん宅浪をすれば、予備校代はかかりませんが、それでも宅浪はオススメできません。今回は宅浪のデメリット、そして最後に金銭面の問題をどうとらえるべきかについて書いていきます。

 

自分だけだと理解を深めづらい

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成績を上げなければ合格できません。成績を上げるためには、自分のできていない部分を把握し、覚えていないところは覚え、理解できていないところは理解していく必要があります。

宅浪という一人で勉強しなければならない環境で、十分にそれができるでしょうか?

 

覚えるだけなら自分だけでもできるかもしれません。しかし参考書の解説を読むだけでは、しっかりとした理解を得られないこともあると思います。私自身、予備校の授業を受けて、現役時の理解は甘かったと感じることが多々ありました。

 

またそれ以前に、自分のできていない部分を把握する段階でつまずく可能性が高いです。

自習では使う参考書、解く問題を全て自分で決めることになります。そのため、知らないうちに、勉強内容に偏りが生じたり、穴ができてしまったりします。

さらに本当は正しく理解できていないのに、答えが合っていたことで、その部分をスルーしてしまうことがあるかもしれません。

できていない部分を自分だけで把握するのは、想像以上に難しいことです。

 

孤独ゆえにモチベーションをなくしがち

 1つ目の「自分だけだと理解を深めづらい」という問題は、スタディサプリなどの授業動画を使えば、ある程度解決できるかもしれません。

 

しかし宅浪のもう一つの問題は、近くに受験勉強を頑張る友達やライバルがいないことです。

浪人生は志望校合格のために、1年間受験勉強に向き合い続けなければなりません。これは非常に大変なことです。宅浪かどうかに関係なく、1年間モチベーションを保ち続けて順調に勉強を進められる受験生は少ないです。

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たいてい10月、11月頃になってくると、浪人生活に疲れてきて、受験もまだ遠いので、モチベーションが下がってきます。

 

予備校に通っていれば、授業中に講師が喝を入れてくれるかもしれませんし、周りの浪人生が頑張っている姿を見ることで、モチベーションを取り戻せるでしょう。

 

さらに成績が思うように伸びず、精神的につらくなってしまうかもしれません。そんな時に相談できる友人や先生がいれば、きっと立ち直って勉強を続けられるでしょう。

 

宅浪だと基本的に一人なので、モチベーションが下がってしまったら、自分の力で立ち直らなければなりません。

 

そして浪人生活はつまらないものですが、特に宅浪はほとんど一人で過ごすことになるり、予備校で浪人するよりもつまらないので、やる気を失いやすいです。そのため途中で、病んでしまったり、勉強から逃げ出してしまったりする宅浪生は非常に多いです。

 

最後に

金銭面を気にする場合は、予備校に入り、講習は一切取らないのが最善だと思います。講習期間以外の通常期間で全単元を教わることができるので、講習は取らなくても問題ありません。

 

講習を全く取らなければ1年でかかる予備校代は約80万円です。この80万円にはテキスト代や模試の受験料なども含まれています。

 

宅浪だと予備校代はかかりません。

しかし宅浪したことで合格できず、もう1浪することになってしまったらどうでしょうか?親に生活費を出してもらう期間が1年増え、働き始めるのが1年遅れます。

 

あるいは予備校に行けば成績が伸びて国公立大に行けたはずなのに、宅浪したことで成績が伸びず、滑り止めの私大に行くことになってしまったらどうでしょうか?

国立と私立では少なくとも年間50万円くらいかかるお金が変わってきます。

 

いずれの場合でも、80万円以上のお金がかかってしまいますね。長期的な視点で見ると、合格するのに最善を尽くすのが、一番安く済むと思います。