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【ドラゴン桜】小学2年の算数の計算が即答できない高校生が多い⁉

先日、ドラゴン桜の第4話が放送され、いよいよ数学の勉強が本格的に始まりました。

 

その中で、「数学が得意かどうか決まるのは、小学2年の算数だ!」という発言がありました。そんなに前なの?と驚いた方も多いでしょう。

 

そして東大専科の生徒たちは、高校3年生ですが、小学2年生の算数プリントを解くことになりました。

内容としては2桁どうしの足し算や引き算、九九、2桁÷1桁の割り算などの計算問題です。

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高校3年生でこれらの問題の解き方が分からないという人は、かなり少ないと思います。ドラマ内でも、生徒たちは始め「なんで小学2年生からやり直さないといけないの?」と不満を口にしていました。

 

重要なのは解けることではなく、即答できることであり、それを表す「数の暗黙知」という言葉も出てきました。「暗黙知」とは、考えなくても感覚で解ける力という意味です。

 

ドラマではその後、生徒たちは算数からやり直すことを受け入れ、100問を制限時間3分で解き、満点を取らなければ不合格という厳しい条件の下、ひたすら計算問題を解いていました。

 

180秒で100問なので、1問あたり1.8秒のペースで解く必要があります。皆さんは解き終わる自信がありますか?

 

私も終わるかどうか怪しいと思います。と言うのも計算したらその答えをプリントに書かなければならないからです。

 

私の場合、計算するだけなら即答できるので1問1秒もかかりませんが、手の動くスピードが計算スピードに追いつきません。

 

しかも100問もあるので、途中で手が疲れてきてしまい、スピードが落ちてしまう可能性が高いです。

 

そう考えると100問を3分で解き終えるのは、計算能力があったとしても結構大変です。そのため3分で解ききれなくても、気にする必要はないと思います。

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ちなみに東大専科の人たちは65点くらいでした。180秒で65問ということなので、1問あたり3秒弱というペースですね。

 

これは決して速いとは言えませんが、高校3年生の平均レベルだとこれよりも遅いんじゃないかと思います。

 

できる人からしたら信じられないかもしれませんが、実際には2桁どうしの足し算引き算は即答できないどころか、暗算だと時間をかけてもできず、筆算しなければ答えが出せないという高校3年生はたくさんいます。

 

そういう人は、おそらく3分で半分も解き終わらないでしょう。それに100問あったら何問か計算ミスをしてしまうという人も多いでしょう。

書くスピードを考慮しても、5分以内にはミスなく解ききれたほうが良いと私は思います。

大学入試に暗算力はいるの?

大学入試の場合、微積や三角関数の計算、展開や因数分解などが重要であり、小学校で習う計算のスピードなんて大して関係ないと思っている方もいるかもしれません。

 

しかし入試でも解いている最中に、2桁の足し算引き算などちょっとした計算はよく出てきます。これが即答できるのと、5秒や10秒かかるのでは1回あたりの差はわずかですが、トータルでは無視できない差になる可能性もあります。

 

特に共通テストなど時間のわりに計算量が多い試験ではそうです。解けるから良いという考えではなく、早く解けることが重要です。

最後に

計算が遅い人は、東大専科の生徒を見習ってぜひ小学校レベルの計算練習をしてみてください!