こんにちは!らいとです。
今回は学校が始まらない高3生に向けて、今何を勉強すべきかを説明していこうと思います。中高一貫校で高校範囲をすべて一通り学んだという方もいるかもしれませんが、大半の高3生はこの時期、数Ⅲや理科、社会などはまだ習っていない範囲がたくさんあるでしょう。そのような方たちは次のような疑問を持つと思います。
「予習と復習どちらを重視すべきなのだろうか?」
結論から申し上げますと復習です。未習範囲の予習はオススメしません。なぜなら未習範囲を独学で学んでも、あまり理解できず無駄になってしまう可能性が高いからです。予習は授業開始が近くなったらすればよいでしょう。
次に復習が重要な理由を説明します。多くの方は本気で受験勉強に取り組むのは3年になってからです。これまで習った範囲はすでに復習してきたよ!という方もいるかもしれませんが、この時期に十分な復習ができており、入試レベルの問題に取り組んでいける人はほとんどいません。2年までに学んだことを問題集などを使いながら本格的に復習するのは夏休み、そして夏休み後半や夏休み明けからレベルの高い問題を解いていくという方が毎年多いです。なぜ夏休みなのでしょうか?それは授業がなく、自習できる時間が多いからです。この条件は今の時期にまさしく当てはまります。2年までに習った範囲がある程度のレベルに到達していると、授業開始後、これから習う範囲の勉強にじっくりと時間を当てられます。東大、京大といった超難関校に現役合格する方の多くは3年になるまでに、2年までで学んだことはある程度身についています。浪人してしまった私は、3年が始まるとき、2年で習った物理、化学の復習が全然できておらず、結局現役時は最後まで物理、化学は苦手のままでした。
予習をしておかないと不安という方もいるでしょう。自分の学校は授業開始が遅れたせいで最後まで終わらないまま入試を迎えることになってしまうのでは?という人もいるでしょう。それを考えるのはまだ早いです。夏休みに改めて考えて、もし必要と思うならそのとき予習しようと決めればいいと思います。今復習しておけば、夏休みに復習に取られる時間を予習にまわせますよ。
そして英語や国語は新しいことを学ぶということはほぼないはずなので、自分のペースで勉強していけます。これらの科目を重点的に勉強するというのも1つの手でしょう。
最後に
例年と異なり高3生はもちろん大変ですが、浪人生も同じく予備校が始まらず大変な思いをしている方がたくさんいます。こんな今だからこそ、勉強すれば周りに大きく差をつけられます。前回の記事「予備校生活が始まらない浪人生へ」で集中力についても触れているのでよかったらそちらも見てください。