こんにちは!らいとです。
先日、福島県沖を震源とする最大震度6強の大きな地震がありましたよね。その影響で東北新幹線が運転を見合わせています。
全線運転再開は、24日頃の見込みとされており、受験生にも大きな影響がありそうです。
この状況を踏まえて早稲田大学は、東北在住者で交通機関の乱れにより、早稲田大学に
入試を受けに来れない人は、個別試験を受ける代わりに共通テストの成績を用いて合否判定を行うと発表しました。
今回はその特例措置と受験生への影響について考えていきます。
1. 特例措置の詳細
特例措置を実施する学部
2月15日以降に一般選抜を行う全ての学部です。
対象者
・青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県のいずれかに在住する人
・東北新幹線の不通などにより、試験当日に受験することができなかった人
この2つの条件のいずれも満たす人が対象です。
入学検定料
早稲田大学に受けに行く場合と変わりません。
申請方法・申請期日
2月24日の23時59分までです。こちらが申請フォームになります。
https://my.waseda.jp/application/noauth/application-apply-noauth?param=CxNDKt2hJDHz6tU5mOhg9w
なお、共通テストの合否判定に必要な科目を受けていない場合などで、入学検定料の返還を希望する場合は、こちらを確認してください。
https://my.waseda.jp/application/noauth/application-detail-noauth?param=Av35kY5ujq6SQXLZbEn5jA
2. どのくらいの人が共通テストに切り替えそう?
2020年では早稲田大学の志願者の中で、東北地方出身の人の割合は、わずか2%弱でした。
一般入試の代わりに共通テストで合否判定をすると言っても前例がないので、ボーダーが何%になるのか全く分かりません。
そのためどうしても受験しに行くことが難しいか、よほど共通テストの結果に自信がある人しか、今回の特例措置は利用しないでしょう。新幹線は運休していても、在来線は動いているので、大変ですが多くの人は東京に来ようと思えば来れるはずです。
したがって東北地方出身者の中で特例措置を利用する人は、5%もいないと思います。仮に5%いたとしても、東北地方出身者が全志願者の2%程度なので、全体に占める特例措置を使う受験生の割合は0.1%くらいとなります。
なので特例措置を使わない人にとっては、受かりやすさにほとんど影響は出ないと思います。
3. 公平性は保たれるのか?
共通テストの成績が良かった東北在住者は、受験しに行けたとしても、共通テストを選べば確実に合格できてしまいズルいと言う方もいます。
しかし早稲田のレベルを考えれば、合格が確信できるレベルで共通テストができた人は、ほとんどいないはずです。そこまで共通テストで高得点を取れた人に対してズルいと言うのは違うと思います。
確かに共通テストと早稲田大学の一般入試では問題のレベルも出題傾向も全く異なる試験なので、完全な公平性を保つことは不可能でしょう。ただ東北地方出身者の受験機会を奪ってしまうことも、公平とは言えません。
こうなってしまった以上、完全な公平性を保つことは不可能です。不公平だと早稲田大学に文句を言っても仕方がありません。
また、先ほど述べたように、実際に特例措置を利用する人はほとんどいないので、普通に受けられる人は気にしなくてよいと思います。
4. 合格ラインはどれくらいになりそう?
例年、早稲田大学のセンター利用のボーダーラインは90%を超えるなど、非常に高くなっています。今回は特例措置なのでどうなるかは全く分かりませんが、少なくとも90%くらいは必要でしょう。これに関しては全く分かりません。
最後に
東北地方に住んでいて、これから東京に受験しに来る方は、本当に大変だと思います。特例措置を利用しようか悩んでいる方は、この記事も参考にして考えてみてください。