こんにちは!らいとです。
ここ2日間、横国の志願者に関する記事を書いてきました。
その記事はこちら↓
早大生として、早稲田の志願者も見ないわけにはいきません。ということで今回は、2021年度の早稲田大学の志願者数を見ていきましょう。
2020年度、2019年度の志願倍率とも比較します。ただし、昨年までセンター利用入試を行っていた学部の中で、共通テスト利用入試を行わなくなったところもあるので、一般入試のみ比較します。
※1 志願倍率とは志願者数÷募集人員のことです。
※2 2021年度の志願者数は、すでに確定しています。
※3 志願者数ではなく、志願倍率で比較しているのは、年度によって募集人員が若干異なるためです。
2021年度志願状況
20倍、30倍などが多くてびっくりしてしまいますが、私立大学は募集人員よりかなり多い合格者を出すので、この表だけでは、今年度の倍率が高いのかどうかよく分かりません。やはり過去と比較しなければ、何とも言えませんね。
過去2年との志願倍率の比較
全体としては約10%の減少です。新型コロナウイルスの影響で、地方の志願者が減ったことが主な原因でしょう。ここ2年と比較して志願者が増えたのは、文学部と文化構想学部だけでした。
この記事のタイトル画像で政経の志願倍率が、大きく低下したように見せてしまいましたが、実はそれほど減っていません。数学が必須になったことで志願者数は大きく減少しましたが、募集人員も150人減ったためです。
国際教養学部の志願者が減ったのは、仕方がないでしょう。自分たちが留学に行ける状況でも、留学生が早稲田に来れる状況でもないため、国際系の学部の魅力は低下してしまいます。
逆にスポーツ科学部は、一般入試の募集人員を50人増やしたにもかかわらず、志願者が大きく減ってしまったため、なんと倍率が半分以下になってしまっています。やはりオンライン授業では、授業があまり成立しなさそうな学部ということで、受験生が避けてしまったのでしょうか?
実は国際教養学部やスポーツ科学部の志願者が減ってしまったのには、もう一つ理由があります。それは共通テストが必須になったことです。
国際教養学部では、英語は独自試験ですが、国語と地歴または数学は、共通テストの点数を合否に使います。
スポーツ科学部は、試験当日は小論文のみで、あとは共通テストの英語と国語または数学の点数を合否に使います。
政治経済学部とは違い、科目自体は昨年と変わっておらず、独自試験から共通テストに変わっただけですが、それでも影響はあったようです。
なお、学部によって変わりますが、募集人員の倍くらい合格者を出すことや、出願しても受験しない人が5~10%くらいいることから、実際の倍率はもっと低くなります。
最後に
今年は東京の私立大学は、新型コロナウイルスの影響で志願者が減ってしまった大学が多いと言われており、早稲田大学もその一つです。
2月12日から早稲田大学の一般入試が始まります。早稲田大学を受験する方は、ぜひ最後までできる限りの努力をし、合格を勝ち取ってください。