こんにちは!らいとです。
今回はリンガメタリカという英語の参考書を紹介します。
リンガメタリカは簡単に言うと、レベルの高い英単語と長文に出やすいテーマの背景知識を学ぶための参考書です。
背景知識の解説は面白く、教養もつけられるので、受験生以外でも買う価値があります。解説は日本語なので、英語を勉強する気がなくても大丈夫です。
また背景知識を持っておくと現代文にも役立つ可能性もあります。
現在、高校1、2年生の方は今買って背景知識解説の部分だけ読んでおいて、後で英語の勉強に使うのもアリです。
ただし英単語を勉強するのに使おうと思ったら、リンガメタリカは、レベルが高い参考書です。
今受験生なら、早慶など英文のレベルが高い大学を志望しており、シス単やターゲット1900といった単語帳1冊を大体覚えたという方のみ取り組むようにしてください。
リンガメタリカの特徴
なんと言っても背景知識をつける事が重要視されていることです。
長文を読む上で、その文章のテーマについて事前にある程度知識があったら、読みやすくなると思いませんか?
もちろん知らないことより知っていることの方が早く、正確に読めます。
入試で出てくる長文は割と似たようなテーマが多いので、よく出題されるテーマについて背景知識をつけておくというのは決して無駄な勉強ではありません。
早慶など難関大の長文は、出典が論文など専門的な文章であることが多く、そもそも内容自体が難しいことがあります。そのため、早慶にオススメの参考書と言えるのです。
リンガメタリカの構成
テーマごとに10個の章に分かれています。
グローバル化、経済、社会問題、環境問題、科学、医学・生命倫理、言語論・心理学、インターネット・差別問題、テロ・死刑論・哲学の10個です。
いかにもよくありそうなテーマですね。
各章は
背景知識の解説→「テーマに関する英単語+その単語が全て入った英文」のセットが約5つ→テーマに関するその他の単語→背景知識の解説の補足→テーマに関する例文
という様な構成になっています。
背景知識の解説部分はよくまとまっており、要所に図もあるため、分かりやすいです。 単語の部分には、派生語も載っています。
英文に関しては、左ページに英文、右ページに和訳という構成になっていて、テーマに関する英単語は色つきで書かれています。
また難しい構文については、英文の下にまとめて解説されているので心配ありません。
英文の語数は150〜300語程度です。
テーマに関する例文は、英作文対策になるものです。左ページに和訳、右ページに英訳が載っています。しっかりとした例文なので、余裕があったら暗記しても良いでしょう。
早稲田理工対策に使う場合
早稲田理工の入試に出てくる英文は、理系のテーマが多く、経済などはまず出ません。
そのため早稲田理工だけを考えるのであれば、環境問題、科学、医学・生命倫理、言語論・心理学、インターネット、テロ・死刑論・哲学に絞って勉強するのが良いでしょう。
受験生以外にもオススメの理由
リンガメタリカで扱っているテーマには、グローバル化や環境問題、哲学など知っておくべきものがたくさんあります。それぞれのテーマにおいて、今日何が課題とされているのか、どのような意見があるのかなどを知ることができます。読んだらきっと新たな発見があるでしょう。
最後に
リンガメタリカってちょっと古いんじゃないの?と不安に思った方もいるでしょう。
2006年に初めて発売され、2012年に1度改訂されていますが、それでも8年前なので確かに少し古いです。
最新のテーマを扱っていると言っても、8年前の最新なのでAIの話などが出てこないのはちょっと残念なところです。
しかしそれでも役に立つことはたくさん書いてあるので価値はあると思います。私も受験は終わりましたが、まだ取ってあります。改訂版が出たら文句なしですね。