私の通う早稲田大学では、本日新2年生に向けた入学式が行われました。私も2年生なので入学式に参加してきました。
今回は入学式の流れや会場の様子について書いていきます。
入学式の流れ
まず田中愛治総長の式辞がありました。約30分にわたる長い話でした。
話の主な内容は次の3点です。
1. 昨年のコロナ対策に向けた早稲田大学の取り組み
いち早く入学式や卒業式を中止したり、授業の全オンライン化を決めたりして、学生と教職員の健康を守ってきたという功績を語っていました。
また「誰一人取り残さない」というスローガンのもと、オンライン授業の充実や困窮者の支援を行なってきたこともアピールしていました。
仕方がなかったことですが、全オンライン化は「誰一人取り残さない」ではなく、「みんなを家に取り残す」なのではないか?という気もします。
2. 早稲田大学で身につけてほしいこと
たくましい知性やしなやかな感性を育み、世界に貢献するグローバルリーダーになって欲しいということでした。
また厳しいコロナ禍の問題に立ち向かった経験を活かして欲しいという話もありました。
3. 対面授業の増加
大教室での講義はオンラインでも良いが、それ以外は対面でやった方が効果が高いので、今年からは7割対面を目指すということでした。
また対面授業を増やすので、学生同士の交流を深めていってほしいという話もありました。
ただし7割対面は有言不実行のようです。
特に私が参加した入学式は基幹理工学部、創造理工学部、先進理工学部生が対象だったのですが、理工学部は著しく対面授業の割合が低いです。
その辺の事情を総長は知っているのでしょうか?
総長は最後に英語で1分くらい簡単な挨拶をしていました。早稲田は留学生がそれだけ多いということでしょう。
総長の式辞が終わった後は、基幹理工学部、創造理工学部、先進理工学部の学術院長による式辞でした。こちらは一人5分程度でした。
そして最後に早稲田らしさを感じる校歌斉唱(今年は校歌演奏)がありました。
早稲田大学では校歌斉唱の時にみんなで腕を振って歌うという伝統があります。
今年は飛沫防止のため、声は出さず、流れる音楽に合わせて腕を振りました。
また応援団の人が前に出てきて、校歌が流れている間、大きな声を出し、腕を振っていました。
早稲田大学の入学式はアーカイブに残っています。
校歌演奏でみんなが腕を振っている様子は7時間41分ごろから映っています。
早稲田大学 2021年度学部入学式 大学院入学式(2021年4月2日) - YouTube
会場の様子
入学式の会場は、戸山キャンパス(本部キャンパスから徒歩5分くらい)の早稲田アリーナで行われました。
アリーナの中には2000人くらいの新入生が集まっていました。
もちろん隣や前後との間隔は空けてあります。空けても2000人以上入るような非常に広い会場でした。
学生は全員スーツ&マスク着用です。
最後に
一年遅れではありましたが、こうして入学式を開催してもらえて良い記念になりました。