3月23日の日経(電子版)のある記事にこちらの表が載っていました。
この表によると、早稲田大学は対面授業が中心のようです。実際、早稲田大学は2021年の授業を約7割対面で行うことを目指すと発表してきました。
しかし以前このブログで、早稲田大学の2021年度の授業形態を調べたところ、とても対面授業が中心とは言えない結果でした。
この記事を書いてから3週間以上が経ち、緊急事態宣言も解除されたので、流石に対面授業の割合が7割くらいになっているはずです。
対面中心と言っておきながら、前回と同じ状況だったら早稲田大学が嘘をついていることになってしまいますからね。流石にそれはないでしょう。
それでは前回と同様に「シラバス検索」を利用して、2021年度の春学期において、対面授業、対面とオンラインを併用する授業、オンライン授業がそれぞれいくつあるのか調べ、対面授業の割合を計算していきます。
早稲田理工学部全体
対面 103
併用 472
オンライン 2049
対面3.9% 併用18.0% オンライン78.1%
併用を対面とカウントしても、対面はたったの21.4%です。対面7割ではなく、オンライン7割の間違いではないですかねぇ…
理工学部は実験など対面でやった方が良い授業がそれなりにあると思うのですが、なぜこんなに対面授業の割合が低いのでしょうか?
早稲田大学全体
対面 6165
併用 5139
オンライン 7927
対面32.1% 併用26.7% オンライン41.2%
併用を対面とカウントした場合でも、対面は58.8%です。前回の記事では50.6%だったので、多少増加はしましたが、未だ7割には程遠い状況です。
早稲田大学全体と比べると、理工学部の対面授業の割合が著しく低いですね。何か理由があるのでしょうか?
最後に
早稲田大学は2021年度の授業は7割対面を目指すと1月から言い続けてきましたが、7割という数字はいったいどこから出てきたのでしょうか?
7割と言った以上、春学期の途中からでもいいので、対面授業を増やしていってほしいですね。