昨日3月26日、横浜国立大学が欠員補充による二次募集を実施すると発表しました。
今回は横浜国立大学の二次募集について詳しく見ていきます。出願しようか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。
募集する学部と出願オススメの学科
募集するのは理工学部です。それぞれの学科ごとの募集人数は、次の表の通りです。
海洋空間のシステムデザインEP以外の学科では、追加募集があります。
追加募集の数が多いからと言って、その学科が狙い目とは言い切れません。元々の募集人数に対してどのくらいの割合を追加で募集するのかが重要です。この割合が高い学科ほど、入学者数が不足していると言えます。
前期と後期の募集人数の合計が、元々の募集人数です。
どの学科でもいいから受かりたいという人は、追加募集の割合が高い、機械工学EP、化学EP・化学応用EP、情報工学EPのどれかに出願するのがオススメということです。
偏差値も考慮して考えると、情報工学EPは偏差値が高めなので、機械工学EPか化学EP・化学応用EPがオススメです。
出願条件
出願するための主な条件は次の2つです。
1つ目はいずれの国公立大学にも入学手続きを行っていないことです。
横浜国立大学に入学できるチャンスがあるなら、もう入学手続きをした国立大学を蹴って出願したいと思っても、それはできないということです。
2つ目は共通テストで国語、社会1科目、外国語、数学ⅠAと数学ⅡB、理科2科目を受験していることです。
社会の科目としては旧帝大などと異なり、現代社会や倫理(単体)、政治経済(単体)も認められています。
要するに5教科7科目を受験している人が対象です。国公立理系を目指してきた人であれば、皆さん受験しているでしょう。
出願期間・方法
出願期間は3月28日と3月29日の2日間です。
3月28日は9時から17時、3月29日は9時から15時です。
出願するためには、所定の出願書類を横浜国立大学の学務部入試課の窓口へ持っていく必要があります。
前期、後期入試の出願は郵送だったと思いますが、今回は郵送ではありません。地方に住んでいる人は大変ですが、仕方ありません。
コロナ禍なのに持参させるとは何事だ!と思う方もいるでしょう。それはその通りなのですが、新学期の開始まで時間がありません。
郵送だと数日かかってしまうので、できるだけ早く選抜を終わらせるには、直接提出する形式にせざるを得ないのです。
選抜方法
やはり二次試験は行わず、共通テストの得点のみで合否を決めます。科目や配点は後期入試と同じです。
具体的には英語300点(リーディング:リスニング=4:1)、数学550点、国語100点、理科550点、社会50点です。
通常の900点満点とは異なるので注意してください。
合格発表と合格後の手続き
合格発表は3月30日の18時頃です。出願締め切り日の翌日には、もう合否が出ます。
入学手続き日は3月31日と4月1日の2日間だけです。前期入試や後期入試に比べて入学手続き期間は、非常に短くなっています。
期限に遅れないよう、3月30日に合否を確認したら、すぐに入学手続きを進めましょう。
最後に
私立大学に入学手続きをした人は出願できるものの、すでに学費を払い、入学準備を進めてしまっています。そのため私大進学予定者のほとんどは、今から横浜国立大に出願しようとは思わないでしょう。したがって出願するのは、主に浪人する予定の人です。
そう考えるとボーダーはかなり低いでしょう。共通テストで70%など前期のボーダーを大きく下回っている人でも、出願してみる価値は十分あると思います。