昨日3月26日に文部科学省から、国公立大学の欠員補充による二次募集を行う大学・学部が発表されました。
今回は二次募集を行う大学はどこなのか?その大学のレベルはどれくらいか?何人募集するのか?など二次募集について詳しく見ていきます。
二次募集とは?
例年、二次募集を行う大学は少ないので、二次募集と聞いてもあまりピンと来ない方も多いでしょう。
二次募集とは、国公立大学において入学手続き者が定員に満たず、欠員が生じた場合に、改めて志願者を募集・選抜して欠員を補充する方法のことです。通常、後期入試の合格発表まで終わった3月下旬に行われます。2020年度は4大学で行われました。
欠員補充の方法としては、不合格者を合格にする追加合格というものもあります。2020年度は、大阪大学や北海道大学など35大学で行われました。
2020年度の結果から分かるように、二次募集より追加合格を行う大学の方が多いです。
2021年度に二次募集を行う大学
2021年度は、計10大学で二次募集が行われます。それぞれの大学について詳しく見ていきましょう。
筑波技術大学は共通テストのボーダー得点率が40%であることから分かるように、Fランレベルで、あまり人気がないと予想されます。そのため定員に対する追加募集人員の割合が高くなっても、仕方がないような気がします。
国公立大学でも共通テストのボーダーが50%を切るような大学があるのは、驚きですね。
やはり皆さんが一番気になるのは、横浜国立大学でしょう。横浜国立大学は、この10校の中で最も共通テストのボーダー得点率が高いにも関わらず、定員に対する追加募集人員の割合は6%と、筑波技術大学に次いで2番目に高くなっています。
なんと追加の募集人数は80人にも上ります。ここまで多いことは、過去の入試を見てもなかなかありません。
なぜ横浜国立大学が二次募集を行うことになってしまったのか知りたい方は、ぜひこちらの記事を読んでください。
北海道教育大学と広島大学は追加募集人員が1人です。個人的な意見ですが、1人なら、わざわざ募集しなくても良いんじゃないかという気がしてしまいます。
最後に
二次募集の出願は明日3月28日から始まります。もうすぐ4月で新年度が始まってしまうので、二次募集のスケジュールはかなり慌ただしいです。
出願期間、入学手続き期間はいずれもかなり短いので、出願を考えている皆さんは、気をつけてください。
横浜国立大学の二次募集については、こちらの記事に詳しくまとめてあります。