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【Ukatte.TV】東大受験企画で初の合格者が出ました!その要因は?

東大の受験企画というのは、近年何度も行われてきましたが、合格者はいませんでした。

 

しかし今年度、YouTube上の東大受験企画「Ukatte.TV 2ndシーズン」では4人が東大受験に挑戦し、その中で「いーだ」という方が見事、合格を果たしました。

 

今回は受からないと言われている東大受験企画で合格者が出た理由について考察していきます。

 

YouTube上の企画を含めていいのかという意見もあると思います。

半年など長期間に渡って受験生に密着した様子がしっかりと編集された番組として放送されていれば受験企画と呼べるでしょう。

また、仮にabema TVやYouTubeなどのテレビ以外の媒体であっても、多くの人が見る番組ならば立派な番組です。

 

今回、合格者が出たUkatte.TV 2ndシーズンの動画の中でも、センター試験の自己採点や二次試験の合格発表の動画はYouTubeの急上昇にも載っていたので、注目度は高かったと言えるでしょう。

 

東大の入試配点

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近年の東大受験企画で2次試験に進んだ人は全員文系なので、文系の配点を書きます。

1次:110点 2次:440点 計:550点

1次は共通テスト(昨年度まではセンター試験)です。

科目は、社会2科目(100点×2)、国語(200点)、英語(200点)、理科基礎2科目(50点×2)、数IA(100点)、数ⅡB(100点)で、合計900点満点です。東大の場合は、これを110点満点に換算して合否判定に用います。


東大では2次試験の倍率が高くなり過ぎないようにするため、1次試験の結果をもとに足切りというものが行われます。1次試験である一定の点数に達していなければ、2次試験を受けられないという制度です。

 

2次は東大の個別試験です。科目は国語(120点)、数学(80点)、社会(60点×2)、英語(120点)の計440点です。

 

1次と2次の合計550点満点で合否が決まります。

近年行われてきた東大受験企画

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2018年度 ドラゴン堀江 得する人損する人

2019年度 Ukatte.TV

2020年度 Ukatte.TV 2ndシーズン

 

1つ1つ見ていきましょう。

ドラゴン堀江

AbemaTVの番組です。11月から計18回にわたって、毎週放送されました。ホリエモンこと堀江貴文とグラビアアイドルのわちみなみ、お笑い芸人のオバンドー吉川、同じくお笑い芸人のTAWASHIの4人が挑戦しました。

 

過去にホリエモンは東大、わちみなみは明治大学、オバンドー吉川は早稲田大学、TAWASHIは早稲田大学や東北大学に合格した経歴を持っており、これまでの受験企画に比べると合格可能性は高いのではないかと考えられていました。

 

センター試験の結果は4人とも600~700点程度と地方国立大学であれば十分合格できるような成績ですが、8割には届かず、東大受験となるとかなり低い点数でした。

4人の中で足切りを突破し、2次試験に進めたのはホリエモンとTAWASHIの2人だけでした。結局、二次試験を受験した二人も合格することはできませんでした。

 

得する人損する人

テレビの番組です。オードリーの春日が挑戦しました。春日も日本大学卒なので、全く学歴がないわけではありませんでした。

忙しい中、1日13時間勉強した日などもあるなど、ストイックに勉強していたようです。しかし残念ながらセンター試験は448点しか取れず、足切りとなってしまいました。

 

Ukatte.TV

YouTubeチャンネルWakatte.TVの企画です。

高田ふーみんとしゅうさん、たけちゃんの3人が挑戦しました。高田ふーみんは京大に、しゅうさんは東大に合格した経験を持っています。たけちゃんも受験は4回目で、で、ある程度実力はあったようです。

 

センター試験では、高田ふーみんが東大合格者にも引けを取らない825点という高得点を叩き出しました。他の2人も8割である720点を超えて足切りを突破することができ、3人で二次試験に挑みました。

しかし結局、3人ともあと一歩及ばず、残念な結果になってしまいました。

 

Ukatte.TV 2ndシーズン

同じくYouTubeチャンネルWakatte.TVの企画です。

べべ、ヒカル、しげ、いーだの4人が挑戦しました。しげは高校3年生、その他の3人は浪人生でした。今年度は再受験生というより現受験生が集まったという形でした。

 

共通テストでは、いーだが805点という高得点を叩き出しました。他の3人も8割である720点を超える点数を取りました。無事に4人とも足切りを突破し、二次試験に挑みました。そしてべべ、ヒカル、しげは残念な結果になってしまいましたが、いーだが見事、文科二類に合格を果たしました。

 

受験企画の合格率を決める一番の要素

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企画が始まる時点での、挑戦者の学力でほぼ決まると言っても過言ではありません。

ほとんどの受験企画は夏ごろに始まるので、企画が始まってから東大の受験本番まで約半年しかありません。普通、受験生はもっと長い期間をかけて勉強しているので、他の受験生に勝とうと思ったら、元々実力がある人でなければ不可能なわけです。

 

また、芸能人が挑戦する場合、仮に学歴が高かったとしても、受験のブランクがあってかなり忘れてしまっているため、半年で東大受験に挑むのは無謀です。しかも芸能人は忙しく、半年間を勉強だけに捧げることすらできない場合も多いのです。

 

その点、今年のUkatte.TV 2ndシーズンは違いました。べべ、ヒカル、いーだの3人は昨年度も受験をした浪人生で、しげは高3生だったので、全く勉強のブランクはありませんでした。

 

ただ浪人生が合格しただけだから別に凄いことではないのではないか?と思う方もいるかもしれません。

そもそもたくさんの人が注目する受験の企画に参加するのは、勇気がいることです。さらに受験は緊張するものですが、多くの人から見られているとなれば、さらに緊張は増すでしょう。その中で超難関の東京大学に合格することは本当に難しいことです。

それに始めから成績が良くて、合格可能性が高かったわけではありませんでした。しっかりと地道に努力して見事に合格を勝ち取った姿は、見ていてとても感動するものでした。

 

最後に

誰かが頑張って結果を出す姿を見ると、自分も頑張ろうという気が湧いてきますよね。

Ukatte.TV 2ndシーズンのプレイリストのリンクを貼っておきます。興味がある方はぜひ見てみてください。

 

www.youtube.com