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早稲田理工と慶應理工ならどちらを選ぶべき?

早稲田理工と慶應理工の両方に合格し、どちらに進学すべきか迷っている人向けの記事です。東大に落ちてしまったら、早稲田か慶應に進学するというパターンは多いでしょう。

私は早稲田理工と慶應理工の両方に受かって早稲田理工を選んでいますが、全員に早稲田がオススメというわけではありません。

 

今回、様々な観点で早慶理工を比較しますが、早稲田か慶應かでこだわりがなく、通学時間が大きく異なる場合には、短い方を選ぶことをオススメします。

 やはり通学時間が長いと、そのうち通うのがしんどくなってくると思います。早稲田も慶應も素晴らしい大学なので、通学時間で選ぶのは大いにアリです。

 

立地、アクセス

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 早稲田

西早稲田キャンパス

・地下鉄副都心線 西早稲田駅に直結

・JR山手線 高田馬場駅から徒歩15分

 

キャンパスと直結している駅があるのは魅力的です。副都心線のアクセスがよくない方は、高田馬場駅から行けばよいと思います。少し時間はかかりますが、十分歩ける距離です。

 

西早稲田キャンパス周辺は飲食店がいくつかある程度ですが、高田馬場まで行けば学生街です。多くの飲食店やアミューズメント施設があります。高田馬場に行けばやりたいことは、たいていできるでしょう。

 

慶應

1, 2年 日吉キャンパス

3, 4年 矢上キャンパス

日吉キャンパスは、理工学部以外に文系学部の人もいるキャンパスです。矢上キャンパスがいわゆる理工キャンパスになります。

 

日吉キャンパスと矢上キャンパスは、どちらも日吉駅が最寄り駅となっています。日吉キャンパスは日吉駅から徒歩1分ですが、矢上キャンパスは徒歩15分です。

日吉駅は東急東横線、東急目黒線、横浜市営地下鉄グリーンラインの3路線が乗り入れています。

 

矢上キャンパスに行くには、日吉キャンパスから坂を上っていかなければならないので、少し大変かもしれません。

 

日吉駅周辺は高田馬場駅周辺のような学生街ではないものの、飲食店や生活用品店などそれなりに店はそろっています。

 

「都会でのキラキラとしたキャンパスライフ」のようなものに憧れを持っている人は、早稲田の方が良いと思います。ただし早稲田に入ったからと言って、そのようなキャンパスライフを送れるとは限りませんよ。

他のキャンパスへのアクセス

普段の授業は理工学部生が集まるキャンパスで受けることになります。しかしサークル活動、行事、授業等で理工キャンパスから他のキャンパスに行くことも十分考えられます。

特にサークル活動や行事等を通して、文系学部の人とも積極的に関わりたいと考えている人には重要なポイントです。

 

早稲田

早稲田キャンパス(本部キャンパス)までは徒歩で約14分、戸山キャンパスまでは徒歩で約11分です。

戸山キャンパスには、文科系のサークル活動の主な拠点場所である学生会館があります。

 

なお、西早稲田キャンパスと早稲田キャンパスを結ぶ「連絡バス」があります。早稲田大学生用のバスなので無料です。平日は朝から夕方くらいまで、1時間に2本くらい運行しています。

 

慶應

サークル活動で使用するキャンパスは、主に日吉キャンパスです。

1, 2年のうちは元々、日吉キャンパスなので移動は必要ありません。3, 4年で利用する矢上キャンパスからは徒歩10分くらいです。

 

1, 2年の間は理工学部以外の人とも同じキャンパスで過ごすこともあり、慶應の方が理工学部以外の人と交流しやすいでしょう。ただ、早稲田も他のキャンパスへ十分歩いて行ける距離ですし、連絡バスもあるので、そこまで問題ではありません。

学費

入学金や諸会費など全て含んだ金額です。学科等で差がある場合には、〇~〇のように書いてあります。

 

早稲田

1年目 1,709,000~1,749,000

2~4年目 1,646,000

これとは別に最終年度・最終学期に交友会費として40,000円必要になります。

4年間の合計 6,687,000~6,727,000

 

慶應

1年目 1,863,350

2~4年目 1,663,250

4年間の合計 6,853,100

 

どちらも600万円代後半と高めです。早稲田の方が慶應より15万円ほど安くなっています。

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大学院の学費

大学院の進学率は下に載せてあります。大学院には進まずに就職を考えている方や、他の大学の大学院に進もうと考えている方には関係ありません。

 

早稲田

1年目 1,035,000~1,163,500

2年目 1,235,000~1,366,500

2年間の合計 2,270,000~2,530,000

 

学部も合わせた6年間の合計 8,957,000~9,257,000

 

慶應

1年目 1,102,600

2~4年目 1,102,500

2年間の合計 2,215,100

 

学部も合わせた6年間の合計 9,068,200

 

大学院の学費は慶應の方が安いため、6年間の合計で考えると学費は、ほぼ同じになります。

大学院への進学率

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大学院に進学するかどうかで、学費に大きな差が出てきます。大学院への進学率は、学科による違いが大きいですが、ここでは理工学部全体で比較します。

早稲田

理工学部全体の大学院進学率は68.4%です。学科ごとの進学率を知りたい人は、こちらを確認してください。

 進路・就職・資格 – 早稲田大学 理工学術院 (waseda.jp)

慶應

理工学部全体の大学院進学率は70.9%です。学科ごとのデータは見つかりませんでした。

 

大学院進学率は早慶であまり差はなさそうです。早慶共に学歴ロンダリング(他の大学の大学院に進学すること)はあまりないようです。

校舎

早稲田

外見はあまり良いとは言えません。無機質な色合いをした建物が立ち並び、配管がむき出しで「工場」と呼ばれている場所もあります。

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 ただし建物の中は、きれいで比較的新しいところがほとんどです。また63号館は、外も中もダントツできれいです。

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西早稲田キャンパスの敷地面積は約45,000㎡です。やや狭いと感じるかもしれません。

 

慶應

日吉キャンパスは新しい建物もありますが、古い建物も残っているので、校舎によってきれいなところもあれば汚いところもあります。敷地面積は運動場などもあるためですが、352,000㎡もあります。

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矢上キャンパスも日吉キャンパスと似たような感じです。私大の中では、きれいとは言えない気がします。矢上キャンパスはそこまで広くありません。

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入試を三田キャンパスで受けた人は、校舎が古くてがっかりしたかもしれません。しかし日吉キャンパスや矢上キャンパスは三田キャンパスよりは間違いなくきれいなので安心してください。

 

ただ、建物の中のきれいさで比べたら、早稲田が勝つと思います。また西早稲田キャンパスではなく、早稲田キャンパスと比べたら早稲田の圧勝です。

 

人数、男女比

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男女比は学科によって大きく異なってきますが、ここでは理工学部全体で比較します。

早稲田

 2020年度入学者数 1680

男女比 男 77.8% 女 22.2%

慶應

2020年度入学者数 974

男女比 男 78.4% 女 21.6%

 

学生数は早稲田の方が慶應より多く、約1.7倍です。男女比はそこまで変わりません。

ちなみに多くの早慶理工合格者が第一志望にしているであろう東大(理系)の女子率は13.1%、東工大の女子率は12.2%です。

早慶理工も女子率は20%強と決して高いわけではありませんが、東大や東工大に比べるとかなり高めです。

 

サークル数

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早稲田

公認サークルは約550個あるようです。非公認サークルがいくつあるのかは不明ですが、3000以上あると言われています。

 

慶應

サークルの他に体育会なども合わせた公認学生団体は、全部で400個ほどあるようです。

 

やはり学生数の多い早稲田の方が、サークルの数は多いようです。

早稲田も慶應も色々な学部の人がいるサークル、理工学部の人のみのサークル、他大の人もいるインカレサークルなど様々なサークルがあります。早稲田は本当に色々なサークルがあるので、自分に合うサークルがきっとありますよ。

最後に

今回は立地、学費、校舎のきれいさ、人数等に注目して比較してみました。

入学金の振込期限(1次手続き期限)は、早稲田理工が3月5日、慶應理工が3月3日です。まだ時間はあるので、今回の記事も参考にしてじっくり考えてみてください。