私は現役時、慶應理工は補欠でした。結局、繰り上がることはなく、受験校全てに落ちたため、浪人しました。そして浪人時は合格し、リベンジを果たすことができました。
今回は過去のデータから、どのくらい慶應義塾大学理工学部の補欠は繰り上がるのか考えていこうと思います。
慶應理工は2020年に学門の編成を変えているので、学門別ではなく学門全体で比較します。
残念ながらあまり繰り上がっていないですね。過去5年では、一番多い年でも26%しか繰り上がっていません。繰り上がったらラッキーくらいに考えておくべきでしょう。(自分が補欠の時は、きっと繰り上がると信じていましたが…)
2020年度は採点集計の不備により、補欠者のうち81人が追加合格になるという異例の事態が起きました。そのため、例年より正規合格者数が多く、繰り上げ合格者数がゼロになったのだと思われます。
理工学部は5つの学門に分かれていますが、それぞれ学門別で合否を出しているので、一部の学門のみ繰り上がることもあります。
補欠者の注意点
補欠者ランク
慶應は学部によっては補欠者ランクというものがあり、補欠者それぞれのランクがアルファベットで表されます。
補欠の繰り上げ合格は、ランクA→B→C・・・というように、アルファベット順に行われていきます。おそらく合格最低点の1点下がランクA、2点下がランクBというようになっているのでしょう。
しかし慶應理工には、残念ながら補欠者ランクは示されません。補欠の場合、それが合格最低点と何点差があるのか分かりません。
繰り上がったのを確かめる方法
補欠が繰り上がった場合、マイページの合否結果確認画面で「補欠」と表示されているのが、「合格」に変わるそうです。現役時の私のように繰り上がらない人は、補欠の繰り上げが打ち切られた後も含め、ずっと「補欠」のままです。
慶應理工の入学金振込期限が3月4日なので、補欠の繰り上げ合格が行われるのは、それ以降になります。また3月中旬~下旬に、補欠の繰り上げの打ち切りがホームページで発表されるはずです。
補欠者の入学金振込期限は、繰り上げ合格になってから約1週間です。繰り上がったら慶應理工に進学するという人は、遅れないように3月5日以降、こまめに確認するようにしましょう。
最後に
早稲田理工の補欠が繰り上がるのか知りたい方は、こちらの記事を読んでください。
今年の慶應理工の補欠合格者数を予測したので、よかったらこちらの記事も読んでみてください。
第一志望の国立入試が残っている人も多いと思います。
それなりに自信があったのに、不合格や補欠でショックを受けている人もいるでしょう。そういう人は、今日は全力で悲しんでも悔しがってもいいと思います。
まだ二次試験まで3日あります。どんな結果だったとしても、ぜひ明日から気持ちを二次試験に切り替えてください。