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国立大は定員より多く合格者を取るのか?

こんにちは!らいとです。

 

私立大学では多くの合格者が入学を辞退するため、定員よりもかなり多く合格者を出します。

 

特に共通テスト利用入試では、実際に試験場に行く必要がないことから、滑り止めを確保するという目的で出願する人が多く、合格者の大半は進学しないため、定員の10倍くらい合格者を出す場合もあります。

 

一方で国公立大では、基本的には前期と後期でそれぞれ1校ずつしか受験できないことや、私大が第一志望の人は科目や日程などの関係であまり受験しないことから、合格した人の多くは進学します。

 

そのため、国公立大の合格者数は、ほぼ定員と同じと考えられています。

今回はそれが正しいのか確かめるために、2020年度入試における有名国立大の定員と合格者数を見ていきます。

有名国立大学の定員と合格者数

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どの大学も定員より少し多めに合格者数を出していることが分かります。実際、有名国立大とは言えども、辞退する人がいるので入学者数は合格者数より少なくなります。しかし結局、入学者数の方が定員より少し多くなる大学の方が多いようです。

 

やはり東大と京大は辞退する人がほとんどいないため、合格者もほぼ定員通りです。それ以外は5~10%ほど多めに合格者を出しています。

横国だけがなぜこんなに高いのでしょうか?別に後期入試合格者の方が前期入試合格者より、辞退率が高いわけではありません。有名私大に流れてしまっているのでしょうか?

 

最後に

 

私は浪人時代、名古屋大学より志望順位の高い慶應義塾大学にすでに受かっている状態で、名古屋大学を受験しました。

結局、名古屋大学には合格し、入学を辞退させていただきました。貴重な枠を1つ奪ってひどいやつだと言われても仕方がないとは思います。

 

しかし浪人時代の私のように、合格を辞退する人がいるからこそ、国立大はそれを見越して定員よりも少し多く、合格者を出しています。

 

もし私のような人がいなければ、国立大は定員通りにしか合格者を出さないかもしれません。

 

そう考えれば、国立大の入試に合格して辞退することで、その年の合格枠を1つ奪うことになりますが、その年以降の合格枠を増やすことにもつながります。

 

私も実は後期入試で横浜国立大に出願していましたが、受験はしませんでした。

単純に受験しに行くのが面倒だったからというのもありますが、後期まで受けに行くのは国公立大に行きたい人に対して失礼かもしれないという思いがあったからです。

 

周りの人が何と言おうと、自分が良いと思うように、納得がいくように受験すればいいと思います。他の人に迷惑がかかるかもしれないなどと考える必要はありません。