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併願した私立大学に入学金を払う?

こんにちは!らいとです。

 

この時期になると、合格した第一志望でない私立大学に入学金を払うかどうかという問題が出てくる人も多いと思います。

入学金は20万円くらいかかるため、決して安くはありません。

 

入学金なんだから入学しないなら返してくれよと言いたいところですが、ほとんどの大学は返してくれません。

大学側の言い分は、「入学金は入学する権利を取得するための対価であるため、入学を辞退しても返す必要はない」です。実際、大学としては、入学金を大きな収入源の一つと考えているため、返したくはないでしょう。

 

できるだけ無駄な入学金を払わなくて済むように受験校を決めると思いますが、どうしてもうまく受験日程を組めなかったり、予定通りに合格できなかったりして、入学しない大学に入学金を払わざるを得ない状況になってしまうことがあります。

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私の浪人時代

私も浪人時、上智大学の入学金を親に払ってもらいました。

私の受験校の合格発表日と入学金の支払い期限日は次のようになっていました。

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表から分かるように慶應義塾大学の合格発表前に、上智大学の振込締切日が来てしまいます。そのため親には申し訳なかったのですが、上智大学に入学金20万円を払ってもらいました。
青山学院大学の入学金の振込締切日は忘れましたが、いずれにしても慶應義塾大学の入学金の振込締切日より前でした。

 

慶應理工の入試は2月12日にあり、かなりできたので受かっている自信がありました。そのため、私は上智に入学金を払わなくてもいいと言ったのですが、親は「万が一落ちていたら困るし、元々20万円払う予定で受験プランを立てているから払うよ」と言ってくれました。ありがたかったし、申し訳なかったですね。

 

上智理工は合格発表から入学金の振込締切日までの期間が短いです。上智理工には「慶應理工の合格発表日より前に振込期限を設定することで、慶應理工の合格者に入学金を払ってもらおう」という意図が感じられます。(笑)

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 私大の入学金はどうすればよい?

 

実際、私大の入学金に関する問題は、どうするのが正解なのでしょうか?この問題について考えていきます。

 

来年度、浪人せずに大学に進学しようと考えている国公立大志望の人は、どこかに入学金を払うしかありません。払わなくていいのは、国立大しか受けない人です。浪人覚悟か、よほど実力がある人でなければ不可能です。

 

そのため一般的には「1校は無駄になってしまう入学金が発生しても仕方がない」と考えられています。

これから受験計画を立てる国公立大志望の人は、入学金を払う私大を1校に抑えるために、試験日合格発表日入学金の振込締切日の3点を確認して志望校を選びましょう。

 

そうは言っても受験は予定通りにいくとは限りません。例えば以下のようなプランを立てた北大志望の受験生がいたとします。


 この場合、明治大学理工学部さえ受かれば、他の私大の合格発表は明治大学の入学金の振込締切日より前にあるので、私大は1つだけ入学金を払えば大丈夫です。

しかし2月24日の時点で、東京理科大学の理工学部しか合格しておらず、早稲田大学は東京理科大学より志望順位が高いと仮定します。

 

東京理科大学の理工学部の振込締切日は26日で、早稲田大学教育学部の合格発表日は27日です。この場合、東京理科大学の理工学部に入学金を払いますよね。

そして早稲田大学教育学部に合格したら、やはり北海道大学に落ちたときのことを考えて、早稲田大学教育学部に入学金を払いたいですよね。

そして北海道大学に合格したら、当然北海道大学に手続きをするはずです。

 

今の話は起こる確率は低いですが、もし実際に起こったら私大2校に入学金を払い、それが両方無駄になってしまいます。

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こんなふうにならないように試験日程を組むのが理想ですが、万が一そうなってしまったら、親御さんにお願いして払ってもらうべきでしょう。

できれば、事前にあらゆるパターンを想定して、何校までなら入学金を払ってもらうことが可能かどうか、事前に親御さんと話し合っておくべきです。

 

また私のように合格発表はまだで、受かっている自信がある場合に、受かったと仮定するのか、受からなかった場合を想定するのかで、他の大学に手続きするかが変わってくるかもしれません。こういった場合も、事前に想定してどうするのか決めておくべきです。

最後に

一番大事なのは、入学金を払ってくれる親御さんに対して、感謝することです。そして感謝の気持ちを忘れずに、最後まで受験を頑張ることです。