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受験生も1月1日だけは正月気分でもいいと思う。

こんにちは、らいとです。

「年末年始を受験生はどう過ごすべきか」というのは、よくある話ですよね。実際、年末年始は勉強時間が減ってしまう受験生が多いからこそ、このような話があるのだと思います。今回は

1. 年末年始はどのくらい勉強すべきか

2. 1月1日にあまり勉強できない(しない?)受験生が多い理由

3. 1月1日の過ごし方の注意点

の3点に分けて書いていきます。

 

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1. 年末年始はどのくらい勉強すべきか

インターネットで、「受験生 正月」などと調べると、「受験生に正月はない!1月1日だろうといつも通り勉強すべきだ!」とか「1月1日に勉強しなかった受験生で第一志望に受かる人はまずいない。」など厳しいことが書かれた記事がたくさん出てきます。

 

しかし浪人時に第一志望校に合格できた私も、12月31日の夜は勉強していませんし、1月1日は2時間ほどしか勉強しませんでした。別に1日程度、勉強時間が少なかったところで合否にほとんど影響はないでしょう。

 

ただし私が言いたいのは、「ダラダラと正月を過ごしてもいい」ということではありません。当然、入試が近いので、少しでも長い時間勉強した方が良いのは間違いないでしょう。

 

しかし「1月1日だけはあまり勉強しなくても良いので、その分、他の日はしっかりと勉強する」というようにメリハリをつけるのもアリだということです。

 

私も先ほど、浪人時の12月31日と1月1日はあまり勉強しなかったと述べましたが、それ以外の日は朝から晩まで予備校にいて、授業を受けたり、自習したりしていました。

 

当然、「三が日にほとんど勉強しなかった」などとなれば、他の受験生に差をつけられてしまいますし、これまでの勉強習慣が崩れてしまい、立て直すのに時間がかかってしまうでしょう。

 

自分の中で事前に年末年始の大まかな勉強スケジュールを立てておき、その通りに勉強するのが良いでしょう。年末年始なので、勉強しなくても良い時間を設けるなど、ある程度ゆとりのあるスケジュールを立てるのがオススメです。

 

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2. 1月1日にあまり勉強できない受験生が多い理由

勉強する主な場所が塾の自習室や学校の教室、図書館など家以外であるという受験生は多いと思います。

 

そのような自習できる場所のほとんどが、1月1日は閉まっています。そのため、受験生は一日中、家で過ごさなければなりません。

 

普段、家でほとんど勉強していなかった人が、家で一日中勉強することができるでしょうか?おそらくできないでしょう。

 

また、今年はコロナ禍なので、少ないかもしれませんが、中には帰省する人もいると思います。帰省するとなれば家で過ごす人と比べ、さらに勉強するのは難しくなるでしょう。

 

 

しかし1月1日に勉強時間が減ってしまう主な要因はあと2つあると思います。

 

1つ目は12月31日の夜に色々なテレビの特番があることです。ガキ使や紅白歌合戦など毎年、大晦日の夜に見る番組があると思います。さらにその番組を見終わった後も、すぐには寝ずに、起きているという人も多いでしょう。

 

そのため、寝る時間が普段に比べ、かなり遅くなり、それに伴って1月1日の起きる時間も遅くなります

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2つ目はおせち料理やお雑煮を食べる、初詣に行くなど正月ならではの出来事があることです。

 

これは単に「初詣に行くことで勉強時間が減ってしまう」といったことだけでなく、お正月らしいことをすることで、勉強に対するやる気が失われやすいということが挙げられます。

 

家族でおせち料理を食べたり、初詣に行った後で、すぐに気持ちを切り替えて勉強に励める受験生は、なかなかいないでしょう(笑)できる人は素晴らしいです。

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これらの理由から、1月1日にあまり勉強できないのは、仕方がないことなのかなと私は思います。

 

そのため1月1日にあまり勉強しなかったからといって焦ったり、「なんて自分は意志が弱いんだ」などと自分を責めたりする必要は全くないと思います。逆に1月1日もいつも通り勉強できた人は、とても立派です。自信をもって最後まで頑張り続けてください。

 

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3. 1月1日の過ごし方の注意点

ここまで1月1日はあまり勉強しなくてもよいと書いてきましたが、勉強時間がゼロになってしまうのは良くありません。その理由は大きく分けて2つあります。

 

1つ目は勉強習慣を取り戻しにくくなるからです。

1月2日からは、これまで通り、朝から勉強しなければなりません。1日でも完全に勉強をやめてしまうと、その翌日から勉強する気が起きなくなってしまう可能性があります。1, 2時間でもいいので、1月1日も勉強しましょう。

 

2つ目は毎日やると決めている勉強は、欠かすべきではないからです。

英単語や古文単語、リスニングなど自分の中で毎日やると決めている勉強があると思います。その勉強は、毎日の積み上げが大事だと考えているもののはずです。習慣になっているものは、1月1日もやりましょう。

 

さらに勉強時間や勉強内容の他に注意すべき点があります。

「1月1日はあまり勉強しなくても良い」と決めたのであれば、12月31日は夜更かしをしてもかまいませんが、1月2日からは朝から勉強するわけですから、1月1日は夜更かしをせず、早く寝るようにしましょう。

 

これが1月1日の過ごし方の中で最も大事かもしれません。きちんと睡眠を取れているかどうかで、勉強時の集中力は大きく変わります。

 

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最後に

大学受験生は正月を過ぎたら、 1月中旬には共通テストがあり、2月からは私立大学の入試が始まり、2月25日には国立の前期試験というように休む暇がありません。中学や高校受験生も1月から入試が始まるという人は多いでしょう。

 

受験前、最後の休みとして1月1日を過ごしてもいいんじゃないかと私は思います。もちろん 1月2日からは気持ちを切り替えて勉強してくださいね。