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9月入学制になったら学年編成はどうなるのか

こんにちは!らいとです。

ここ数日、9月入学が話題になっています。

現在は、ある年の4月2日から翌年の4月1日までが同学年になります。9月入学制になったらどうなるのでしょうか?様々なパターンが考えられますが、それぞれにメリット、デメリットがあります。

考えてみると結構混乱しますよ。

 

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1、4月2日から4月1日生まれが同学年(今のまま)

メリット・・・・現在と学年編成が変わらないため、混乱が起きない。

デメリット・・・新学期は9月に始まるのに、1つの学年に所属する生徒は4月生まれからになり、ズレが生じる。

 

これまでは4月に新学期が始まるから4月2日生まれから4月1日までの生徒が同学年だったのに始まる時期だけズラしたらなんか変な感じがしますよね。

 

2、「9月2日から9月1日生まれが同学年」に変更

メリット・・・・9月入学制に合っている。

デメリット ・・・学年が変わる人が出てくる

 

具体例を挙げましょう。現在高校3年生の人は2002年4月2日から2003年4月1日に生まれた人です。もし上で書いたように変更すると、新高校3年生は2001年9月2日から2002年9月1日に生まれた人、もしくは2002年9月2日から2003年9月1日に生まれた人になりますがどちらにせよヤバイです。

 

・2001年9月2日から2002年9月1日の場合

例えば2001年10月生まれの人はもう大学に進学しています。これは無理です。また2002年10月生まれの人はもう1回高校2年生をやることになってしまいます。強制留年になったら暴動が起きます(笑)

 

・2002年9月2日から2003年9月1日の場合

もう書くまでもないですが、例えば2002年5月生まれの人の高校3年生としての生活が奪われます。強制的に浪人生になってしまう!?

 

どう考えてもこの案は実現不可能ですね。

 

3、今の小学2年生以上はそのままで小学1年生を2013年4月2日から2014年9月1日生まれとする。それ以降に生まれた人については9月2日から9月1日生まれを同学年とする。

 

現在、9月入学制になったらこの案が採用されることになっているようです。

 

メリット・・・受験生などには影響がない

       いずれは9月入学制に合った学年編成になる

 

デメリット・・・ 小学一年生が約1.5倍に増える

2014年4月2日から2014年9月1日に生まれた人の幼稚園で過ごす期間が1年短くなる

 

1と2の案を上手く組み合わせたような感じで、一見良い案のようにも見えます。

しかしデメリットの1つ目はニュース等でもよく取り上げられていますが、あまり取り上げられてはいないものの、2つ目の方が大きな問題です。

例えば2014年5月生まれの人は今年、幼稚園に通うのが3年目のはずです。しかしこの案を採用すると、その3年目がないまま小学校入学になってしまうのです。小さい頃の1年間は非常に大きな差を生むので、大きな問題があるでしょう。

 

最後に

ちょっと分かりにくく頭がこんがらがったかもしれません。私も気をつけて書いたつもりですが、もし間違えている部分があったらコメントで指摘してください。

9月入学制は様々な問題点が指摘されていますが、学年編成も大きな問題の1つであると分かったと思います。

9月入学制に関する記事は他にもあります。もしよければ合わせてそちらも見てください。 ↓

今回で9月入学制の話題は一旦終わりにします。また9月入学制について動きがあったら記事にするかもしれません。